去る5年ほど前に、1人のマンガ家を夢見ていた青年がいました。不器用で、頑固で、調子に乗りやすく、それでもマンガの好きな彼が、私は大好きでした。彼の描く少年マンガはどこか情緒的で、そこには人間のドラマがあったのを今でも深く覚えています。若い才能でした。
余談となりましたね。さて、本題ですが雑誌の休刊と廃刊が相次ぐ昨今、マンガ家として活躍する場が日に日に少なくなっています。
当社オーズは、マンガをこよなく愛する会社です。マンガ雑誌が売れない出版業界の現状を残念に感じながらも、ならば当社でその場所を提供したいと思い、第1回オーズ漫画賞「漫魂!」を開催する運びとなりました。
マンガを描くということは、本来自由なものです。ただ好きなことを職業にするには、それなりの代価というものも必要です。とくに、進路に迷っている中高生のみなさん。お金を稼ぐだけなら、他の仕事を選んだ方がよいかもしれません。
それでもマンガを読むのも書くのも好きすぎて、どうにもならない、あなた。漫魂に応募して、プロ漫画家を目指してはみませんか。大賞受賞者には、今後も作品の添削指導を行ないますので一緒にプロ漫画家を目指してみましょう!
「描けるもんなら、描いてみな!」どうぞ、マンガの世界に一歩足を踏み入れてみてください。あの丘の向こうの夢をつかめるかは、あなたのその腕と頭にかかっています。編集部一同、まだ見ぬ熱いマンガ作品の応募を心よりお待ちしています!
平成25年10月吉日
オーズLLC
執行役員社長 方山敏彦 |